主人のお弁当はいかに手を抜くかに全力投球!
おかずは主に前夜の取り置き。
お夕飯前にキッチンを覗いた主人が
「俺の昼飯が見える。」と小皿を指刺す。
私は鼻を膨らまして、
「1分でも長く寝ます!」と明日の寝坊宣言をする。
得意技は目玉焼き乗せ弁当!
両面しっかり焼きの目玉焼き。
主人は卵に弱い。
そしてソースにトロミをつければ骨抜きだ。
この頑張らない弁当こそが長続きの秘訣。
主人が大好きな海苔弁は1年に1回。
忘れた頃に食べられる海苔弁は格別の美味しさだと思う。
こんな私も新婚当初はまだ暗いうちから作り始め、毎日お手紙を添えていた。
でも、ある日、
電気代の請求書の裏にI love youと
書かれた返事をもらいお手紙はなくなった。
それで、私にかけられた魔法は解け、お弁当作りは歯を磨く程度の習慣になった。頑張らない弁当の誕生だ。
お手紙を挟むのは辞めたけれど、
海苔ぐらいご飯の間に挟んであげようと思う時がある。
でも、頑張りは禁物。期待は明日への負担。
肩の力を抜いていかなくては、あと四半世紀続くお弁当作りがストップしてしまう。
今日は海苔弁かな?と蓋を開ける楽しみをあなたから奪わない為にも、私は頑張らない!