人と食

人と食のエピソード。笑って泣いてカリフォルニア。

お弁当の駆け引き

主人のお弁当はいかに手を抜くかに全力投球!

おかずは主に前夜の取り置き。

お夕飯前にキッチンを覗いた主人が

「俺の昼飯が見える。」と小皿を指刺す。

私は鼻を膨らまして、

「1分でも長く寝ます!」と明日の寝坊宣言をする。


得意技は目玉焼き乗せ弁当!

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両面しっかり焼きの目玉焼き。

主人は卵に弱い。

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そしてソースにトロミをつければ骨抜きだ。

 

この頑張らない弁当こそが長続きの秘訣。

 

主人が大好きな海苔弁は1年に1回。

忘れた頃に食べられる海苔弁は格別の美味しさだと思う。


こんな私も新婚当初はまだ暗いうちから作り始め、毎日お手紙を添えていた。

でも、ある日、

電気代の請求書の裏にI love youと

書かれた返事をもらいお手紙はなくなった。

それで、私にかけられた魔法は解け、お弁当作りは歯を磨く程度の習慣になった。頑張らない弁当の誕生だ。


お手紙を挟むのは辞めたけれど、

海苔ぐらいご飯の間に挟んであげようと思う時がある。

でも、頑張りは禁物。期待は明日への負担。

肩の力を抜いていかなくては、あと四半世紀続くお弁当作りがストップしてしまう。

 

今日は海苔弁かな?と蓋を開ける楽しみをあなたから奪わない為にも、私は頑張らない!