そもそもヴィンテージって一体何?
アンティークとの違いは?
ヴィンテージとアンティークの区別は実に曖昧で人によって異なる。
「30年以上経った物をヴィンテージ、
100年以上経った物をアンティーク」
一般的にはこう言われる。
行きつけのアンティークショップのオーナーが素敵なことを言っていた。
「ヴィンテージかアンティークか?それは
自分が生きている以前の物がアンティーク、懐かしい物がヴィンテージ。」彼は70代。
その考え方が素敵なので、私もその考えでいこうと思う。
長く生きていれば懐かしい物が増えていく。
ヴィンテージはいずれアンティークになる。
けれど、懐かしいヴィンテージがアンティークになるまでは誰も見届けられないのだと思うと切なさの中に潔さを感じる。
そんな事を考えて、使わなくなったヴィンテージ食器をスリフトショップへ寄付する。
スリフトショップで見つけた私のお宝がスリフトショップへお里帰りをする。そして、誰かのお宝になる。
いつか私が滅びてしまっても、どこかの食卓で私の懐かしいお皿がアンティークになるまで活躍し続けたら素敵だ。物語を生み出す小説家になった様で気分が良い。
***
ヴィンテージ食器は実はいろいろな所に隠れている。蚤の市やアンティークショップはもちろん、スリフトショップ、使っていたらいつの間にかヴィンテージになってしまったという一般家庭のガレージセール。
どこかで発掘するのが楽しい。
アメリカでヴィンテージ食器を探す時の豆知識をお一つ。
このお皿の裏を見ると「CHINA」が目に入ると思う。
Made in China?
いいえ、これは「陶器」という意味。
陶器(陶磁器)は英語で、chinaware、ceramics、potteryと呼ばれる。
なので、こちらのお皿はWallace chinaという名の陶器メーカーのお皿。
これを知るとヴィンテージ食器を探す時、文字通り、目を皿にして皿の裏を読むことになる!😑
ちなみに、漆器はJAPANである。
***
どうしてヴィンテージ食器が魅力的なのかについてはまたいつか。300枚ぐらいのレポートにしても良い。