じゃーん!
「カブだよ!カブ!!」
「おぉぉ!カブがあったの??!産直に?」
主人が驚く。
「うん!」
Tokyo turnipって書いてある。
Japanese turnipじゃないんだね。
白ネギをTokyo Negi と呼ぶのと同じだね。
この辺で日本のカブが手に入るのは珍しい。
お味噌汁、フリカケ、炒め物、チャーハン、パスタ、浅漬け…カブ料理が頭の中で手を繋いでマイムマイムを踊っている。歓喜の舞いを。
カブが好き。でも、カブの葉はもっと好き!
何枚も写真を撮っていたら…
「ママなんでずっと葉っぱ持ってるの?」
と次男が不思議がる。
この葉っぱを大人のフリカケにするから、
たーくさんご飯食べてね!🍚
さ、カブの葉フリカケを作ろう!
材料はカブの葉、じゃこ、鰹節。
目分量だが、カブの葉は160gぐらい。
じゃこと鰹節はひとつかみ分。
カブは細かく切って
サラダ油大さじ1で材料を炒めて
しんなりとしてきたら、きび砂糖、みりん、お酒、お醤油を各大さじ1づつ加えて炒める。
出来上がり!
お醤油を減らして、梅干しのみじん切りを加えても良い!
んんん!美味!
手のひらの上に乗せての味見が止まらない。
このほろ苦さがたまらない。日本の味。
口の中だけ一時帰国。
お夕飯は唐揚げとカブのお味噌汁、ポテトサラダ、炊き立てのごはんとカブの葉フリカケ!
みんなの好物揃いだが、
なんと、ご飯とカブの葉フリカケの圧勝!
…なんかおかしくないか?
好物の唐揚げを残してまでフリカケごはんを食べる次男に
「苦くない?そんなに美味しい?」と尋ねると、
「ぼく、大人のフリカケ食べられる!」と返ってきた。
どうやら、「大人」になりたくて背伸びをしていた様だ。
「明日の朝もこれ食べたい!」
長男も張り合い出した。
私も子供の時、父がおつまみに食べていたわさび漬けを美味しい美味しいと食べた夜があったな。「大人の味がわかるんだなぁ」と言われたくて。
残った唐揚げをキッチンに下げ、
主人のお弁当箱に詰めた。
明日の寝坊が保証された。
っしゃっ!
子供が憧れる大人は意外とまだ子供だ。