ほろほろほろほろ
一口食べた子供達が「お箸じゃだめだ!スプーンだ!」そう言ってキッチンへスプーンを取りに行った。
ほろほろ角煮
ただ時間をかけてじっくり煮ただけ。
ズボラさんが上手に出来るお料理の代表は角煮だと思う。ただ煮込むだけで、火を離れる時は消したり、自分のペースでお掃除をしながら、本を読みながら、用事をしながら作ることができる。
材料は、豚バラ塊肉とネギの青い部分と生姜、
黒砂糖、お酒とお醤油。そして昆布!
庭の倉庫の片付けをしながらキッチンと行ったり来たりして作った角煮は、いつのまにかお夕飯が出来ちゃたという感じ!
たっぷりのお水に臭み取りのネギと生姜を
加える。ネギを手で千切って加えるときに思い出すのは多摩川の土手。のびるを抜いたあの日々を思い出す。
火にかけて沸騰させたら、
常温に戻したお肉を入れて下茹でする。
じわじわ沸騰してしばらくして、たくさんアクが浮いてきたら火を止めてお湯を流す。お肉はサッと水で流しあくを取る。
下茹では結構時間がかかる。気長に。
食べやすい大きさに切る。
先程のお鍋を綺麗にして、お肉を並べ、かぶるぐらいの水を加えて火をつける。
沸騰したら、黒砂糖を加える。
この間作った黒蜜の残りも入れちゃえ!
https://hitotoshoku.hatenablog.com/entry/2020/10/27/154832
弱火に落とし、クッキングシートで作った滑稽な落とし蓋をして、
蓋をしてまじないをかける。
「家内安全、鍋内美味」
弱火でことこと40分ぐらいかな。
その後、蓋を開けずに火を消して2時間ぐらい放置(お外の片付け)また、火をつけて、
お酒とお醤油を加える。
いつもは計らないが、今回は目安として70mlづつ加えた。角煮は瓶を抱えてドドドドっと味付けした方が雰囲気が良い。
我が家では来客後に作ることが多い角煮。
夫婦ではあまりお酒を呑まないので、パーティー後の日本酒や焼酎の残りを使って作る。
ワインが残ればコンポートやアクアパッツァ、
日本酒や焼酎が残れば角煮!
姉から貰った秘密兵器のがごめ昆布をひとつかみ加える。
これでまた温まったら、蓋をして弱火でことこと煮る。1時間ぐらい煮たかな。
途中外に出る度に何度か火を消してしまっている。細かいことは気にしなくて大丈夫。
大らかにほろほろに。
大切なことは、下茹でをする事と作り終えてから火を消して鍋止めをすること。
食べるときに再び温めて、
白髪ネギを添えて出来上がり!
熱々のご飯に乗せて、たっぷり青ネギを散らす角煮丼も人気メニュー。
寒くなってきた今日この頃、
鍋の調べを聴きながら、家の用事を済ませる日があっても良い。