車を停めたら秋が降ってきた。
この実がドサッと落ちてくると、あっという間に冬になってしまう。
ちょっと待って、今年は栗拾いに行けていないのよ、秋よ待って!
慌てて栗を買い求めた。
栗ご飯の準備スタート!
うるち米2.5合、もち米0.5合で合わせて3合浸水時間は長めに取り、炊飯器で炊く。
味付けはお塩小さじ1とみりん大さじ1。この上に栗を乗せて炊くだけ!
お米をセットして、るんるんで、栗を剥き始めると…やな予感。
えっと思うほど柔らかく、中はほろびている。
剥けども剥けども、、、
良いものは出てこず。
あちゃー!
炊飯器のお米を見つめて語りかける、
「中華おこわでいいですか?」
ベーコンと人参をフライパンで炒めて、オイスターソースを大さじ1弱加える。それを先程セットしたお米の上に栗の代わりに乗せて炊く。
中華おこわの出来上がり!
具が少なかったにも関わらず家族には大好評!
年に1度の栗ご飯、来年は2回食べようね!
椎茸の甘煮
水を張ったボウルに乾燥椎茸を数枚浸け、重しを乗せて一晩で戻す。夏場は冷蔵庫で。
軽く絞って、お水、きび砂糖、お酒、お醤油で濃く甘く煮る。
椎茸を煮ていると、ひょこっとお台所からおばあちゃんが出て来そうなぐらい実家の香りが家中に広がる。よく母が手招きをして、見て見て!このどんこの大きさ、肉厚さ!と宝石を自慢するように私を呼んでいたな。
そんな母の娘だからか、私も椎茸を煮ると写真に収めてしまう。椎茸は美しい。ビロードのブローチのようだ。
美味しい椎茸はお肉よりも高値。安価なものでも美味しく煮る秘訣は、「戻すのもゆっくり、煮るのも弱火でゆっくり」これに尽きると思う。
椎茸の甘煮を加えておからを炊いた。
おからはサニーベールのGombei豆腐さんのもの。
たーっぷりのサラダ油で、青ネギ、人参、油揚げ、ごぼうを炒めて、おからを加えさらに炒めて、一番出汁で煮詰めていく、そこに椎茸の甘煮、きび砂糖とお醤油で味を付ける。
あちゃー!炊いたおからは味が濃すぎた!
こんにゃく不在分の引き算を忘れちゃだめよ!
栗に続き踏んだり蹴ったり。
大丈夫!誰も見ていないから!
しれっと、みんな大好きおからコロッケにしちゃおう!
茹でて潰したじゃがいもをおからと合わせて
まん丸にして衣をつけて揚げちゃう!
お昼よー!!
はぁー♡出汁の香りが効いていて美味しい😋
ほくほくのポテトとおからで椎茸のジューシーさも引き立つ。
二度あることは三度ある。
ケーキ用に奮発した苺が、冷蔵庫(とても古い)の体調不良により、カチコチに凍ってしまっている!
栗、おからに続くハプニング。
ははは
もう笑うしかない。
隣のレタスもカチコチよ!
大丈夫、大丈夫。いつでも忘れてはいけない、
食材はあるだけでありがとうの精神。
なければ私は何も作れないただの食いしん坊おばさん。食材よ、わたしを活かしてくれてありがとう!だから今日も任せて!
レタスはチャーハンに!
加熱すれば凍っていた過去も水と一緒に蒸発しちゃう。
イチゴはストロベリーソースにしてケーキに添えればいいじゃない♡
しかも、先週アンティークフェアで購入したばかりの琺瑯のお鍋を使うチャンス!
小鍋に輪切りにした冷凍苺を入れて、バサっとグラニュー糖を加え、レモンをちゅっと絞って火にかけるだけ。
ストロベリーソースの出来上がり!
そして、ケーキを焼こうと思ったら…
お友達から日本のチーズケーキを頂きました!
何というタイミング!!
ストロベリーソースとホイップクリームを添えて頂きまーす🥰
栗ご飯は食べられなくて、おからも上手に炊けなかったけれど、凍ってしまった苺で作ったソースにぴったりのチーズケーキを頬張りながら、
結果オーライ!👌
二度あることは三度ある。
なーんにも上手くいかない日もある。
そんな日は笑い飛ばして食べちゃえばいい!