春に桜を咲かすことが出来ず、 着る予定のなかった制服を着ているあなたへ、どうか届いて欲しい。 朝は重く 風に色はなく 空はいつも怒っている。 駅に向かう自転車の列に連なって 今日という日を漕ぎ始める。 横切る眩しい制服を睨み、ハンドルを握りしめて…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。