私は頑張らない。お弁当作りを頑張らない。
朝は1分1秒でもぬくぬくとお布団に入っていたいし、家族へのお弁当作りは週7回で休みがないので、頑張ったら負けだと思っている。 お弁当に期待を抱かせてはいけない。期待は明日への負担になる。
そんな私は、名ばかりのフードコーディネーターとして時々人に教える立場にある。最近は楽しいイベントをしている。先月は友人の主催するマルシェでテーブルコーディネートのうんちくを傾けながらヴィンテージ食器を販売し、今月は料理講座をした。料理講座は前回の講座でリクエストを受けた「お弁当」についての話をして、我流の肩の力を抜きながら作り続けるお弁当を言葉で伝えた。その流れに乗って、今日はここでも頑張らないお弁当の話をしようと思う。
お弁当
我が家では、お弁当はお腹いっぱいにするのではなく「お腹を空かせない」為のものであるという位置付けをしている。
「おにぎりだけでもいい!」このメンタルが大切。頑張らない位置設定。
名前を付けと楽になる!
いろんなおかずをちょこちょこと楽しめるのがお弁当の醍醐味だと思っていた。でも、作る側になると、ご飯の横をおかずで「埋める」ことが負担になる。名もなき具沢山弁当を作り続けることは北カリフォルニアの片田舎暮らしにはハードルが高すぎる。
そこで思いついたのが、1品メインのお弁当。
焼肉弁当
チキンカツ弁当

唐揚げ弁当

シュウマイ弁当
(トレジョの冷凍シュウマイ)
〇〇弁当と、どれも名前を呼んで手渡す!
「今日は唐揚げ弁当だよー」と手渡す。家族は「唐揚げ」を食べるつもりでお弁当を開くので、そこに時間の余裕があってウインナーの1本でも入れようものなら、「今日の唐揚げ弁当にウインナー入ってた!おいしかった!」と空の弁当箱を返してくれる。
ただ名前を付けることでお弁当のハードルが下がり、家族のハッピーが上がる。これ以上にwinwinなお弁当はない。
後は、お弁当を美味しく作る為には
食べてみること
が大切。
お弁当を自分の分も作り、家族と同じ時間持ち歩いて食べてみると意外な欠点が見つかる。
あぁ、良かれと思って引いたレタスはこんなにしなしなになるのか…
あぁ、このオシャレな紫キャベツのラペはご飯を紫色に染めるのか…
こんなふうに小さな課題が見つかる。
百聞は一見にしかずならぬ、百見は一食にしかず。 何度繰り返し見ていても、一度実際に食べることに及ばない。
パンは形を変えると気分が変わる
食パンのサンドイッチに飽きたらパンの形を変える!




ハンバーガーバンズでチキンカツサンド、ホットドッグバンズでたまごサンド、冷凍の甘いパンケーキのようなパンにスクランブルエッグ、ベーコン、スライスチーズを挟めば、マックグリドル風サンドイッチに。
いかに肩の力を抜いて、長く楽しく作っていられるか。それがあなたの頑張らない弁当であります!