生春巻きは簡単である。
あの透明なライスペーパーが、なんとなく高級感を醸し出し、海老なんて🦐透けてるものならば、「お料理上手〜♡」何て言われちゃうのだから生春巻きを味方に付けて悪いことはない。
私が初めて生春巻きを食べた場所は下北沢。
半地下の隠れ家的なエスニック料理店で食べた生春巻き。高校生にはちょっと値の張る一品だったので、ピーナッツソースも、しゃばしゃばの生の人参が浮いたソースも、スイートチリソースも綺麗に最後まで生春巻きで拭き上げて完食していたことを思い出す。
大人になって、輸入食品屋さんに入り浸るようになって驚いたのが、生春巻きの皮(ライスペーパー)の安さ!
なんだ、好きなだけ巻いて食べられるじゃないか!と歓喜!
ライスペーパー
アメリカのスーパーでも良く見かける、ベトナムのライスペーパー。いつも強気で、使い方などの表記はナシ!それで何故売れるのか?
知っている人は知っているから!ライスペーパーは、水に数秒浸すだけで食べられる事を!
が!
この「浸す」という言葉が、生春巻きを作る時の失敗を生んでいるように思えてならない。
皮が破れる、くっつく、ドロドロになるという問題は水に浸し過ぎる事から起こる。
そこで、巻き方の新しいルールを考えた!!
まず、
「ライスペーパーを水に浸す」という表現は
「ライスペーパーは海苔を炙るように水に通す!」
という言葉に置き換えて欲しい。
〈生春巻きの巻き方〉
少し深さのある大皿に水を張る。
ライスペーパーを持つ。
その手は離さない!
水を飛び散らかしながら、
裏〜表〜裏〜表〜裏〜表〜裏〜
と7回水を通す!
♪だ〜るまさんが〜こーろんだ〜♪のリズムで楽しんで水を通す!
まだ硬く、下敷きのような音を出すライスペーパー。水は切らず、そのままびちゃびちゃのライスペーパーをまな板に乗せる。
*まな板にライスペーパーが張り付かない様に、まな板に全部乗せずにサイドが浮くように置く!長方形のまな板は斜めにして角を使う!!
まだライスペーパーが硬くたって大丈夫!
野菜から出る水気を信じて巻くのです!
タイトにくるりと野菜を巻き、
一巻きしたら、奥に、茹でて半分にスライスした海老や調理済みのお肉、アボカド、スモークサーモンなど、見えたら可愛いものを置く。見せたい部分を下にして置く。
写真は前日に作った焼豚。
練習しすぎて可愛い海老は無くなりました🤣
両サイドを折り込む。
奥へと、ころりころりと転がせば、
ほら、巻けた!
なかなかでしょ!
巻いた生春巻きは、乾かないように水で濡らし硬く絞ったサラシやキッチンペーパーで覆う。
くっつかないように、ソーシャルディスタンスを保ちましょう。
こんな風に真ん中にソースを置いて、豪快に盛り付けても楽しい。
斜めに切っても良い!
やっぱり海老🦐はダントツの可愛さ!
*お塩を少し加えたお湯で生海老を1分半茹でて、冷めてから横にスライスして巻いたもの。
1本につき海老1尾なので経済的😉
巻き方のエキスパートになったので、
具やソースを研究するぞー!
と張り切っていると、息子たちからの冷ややかな視線が…
ごめんね、もう3食生春巻き出したりしないから😅 我が家は当分、生春巻き禁止かな😆
ライスペーパーは
海苔を炙る様に水に通す!
これだけ唱えて大人しく寝ます。
おやすみなさい🌙
良い週末をお過ごし下さい。