人と食

人と食のエピソード。笑って泣いてカリフォルニア。

プラムがメバルになりました。

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我が家のプラム

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今年もこんなにたくさん収穫!ありがたやー!

毎年プラムソースを作るが、今年は去年のソースがまだ沢山残っているので、プラムジュースに挑戦してみようかな。

 

プラムは追熟するので、

収穫後数日以内に友達に配る!が鉄則。

 

プラムをお友達の家にお届けしたら、

山椒の葉を頂いた!

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うわー!嬉しい!胡麻豆腐かなぁ〜

なんてくんくんしながら考える。そして、やっぱり、もったいなくて使えない🤣

 

次の日、ご近所さんにプラムをお届けに行くと、丁度海釣りから帰ってきたんだ〜と携帯の写真を見せてくれる。

そこに映っていたのは、メバル!!

思わずRockfish!!と叫ぶ私に驚く隣人。

「料理しないからあげるよ」(アメリカあるある)お言葉に甘え、さっきまでパシフィックオーシャンを泳いでいたメバルを頂く!

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ようこそ我が家へ。

 

1山椒の葉

2メバル

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3農家さんの生姜!

奇跡のトリオが今、我が家にある。

私が煮なければ誰が煮る!

いざ!

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じゃーん!!

ここは日本?!食卓のみ一時帰国。

メバルの煮付け、感動の美味しさ😭

主人が、「これは家庭料理を超えているよ!本当に美味しいよ!」と何度も言うので有頂天になる。が、これは食材が完璧すぎるから!✨

私の腕ではない🤣

そして、マサムネの力でもある。

マサムネ❤️↓

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Takara MASAMUNE Mirin

ただのみりんです🤣

みりん風調味料ではなくて「みりん」のマサムネ。よく、アメリカには本物のみりんが売っていない!と耳にしますが、それはきっと調味料売り場にないということ。お酒売り場にはマサムネがいたりしますよ。アルコールの度数が高いので、調味料売り場ではなくお酒売り場なのです。

煮魚などはいつも、お安いみりんをドドドっと加えて、普通のお醤油で煮るが、今回はあまりに良い食材での調理だったので、マサムネとお上品な薄口醤油でメバルを煮付けた。

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いつもとは違う上品な煮汁のお色に、

青ネギの白い部分でこしらえた白髪葱と山椒の葉の香り。それらが主人の心と胃袋を掴んだとみた🥰

 

 

大きいメバルの煮付け

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*使い古したお鍋で失礼致します。

下処理をしたメバルは隠し包丁を入れ、熱湯をかける。浮き上がってきた鱗は手で避けながら水で流す。そして、大きなお鍋に調味料を入れて一煮立ちさせてからメバルを煮る。途中2回ほど、スプーンで煮汁をメバルにかける。アルミホイルの落とし蓋をして、中火10分弱火10分

時間はメバルの大きさに合わせて調節。

〈煮汁〉

生姜の薄切り

お水400ml

お酒100ml

きび砂糖大さじ2

みりん大さじ2

薄口醤油大さじ4

なーんにも、特別なことはしていない。

ただ、コトコトとメバルが煮えるのを待ちながら、プラムを重ならないように箱に並べ、

「ありがとう、ありがとう、ろくにお世話もしていないのに、大きな実をたくさんつけて、メバルまで呼び寄せてくれて、ありがとう」

と優しい有難い気持ちで煮ただけ。

 

食材がなければお料理はできない。

食材がなければ料理を愛好することもできないのだと思うと、流れる水さえ愛おしい。

 

有難い、有難い、

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我が家のプラム。

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美味しいお夕飯をありがとう!