朝起きて、一番最初に顔を見ておはようと手を握るのは大将ではなくマグカップ。
Mugを愛でる。
不動のスタメン6カップ。
飲むものはコーヒーがほとんどで、たまにたっぷり日本茶が飲みたい時に使用することもある。紅茶やハーブティーはカップ&ソーサー派。
今日はこの不動の6カップについてのうんちくを傾けようと思う。
まずは、
子供が私の似顔絵を描く時に一緒に描くこともあるアイコン的マグカップ
HEATH ceramics
Large mug / moonstone
言わずと知れた、2000年代に登場したヒースセラミックスのラージマグ。ヒースセラミックス はベイエリアの老舗陶器メーカー。
このムーンストーンという色が良い!!この青を越した青が動くたびに楽しい気持ちになる。
たっぷりサイズも嬉しい。こちらは内側も同じ青色なので、色を楽しむ飲み物には向かない。
重くて厚くて冷めにくいのが素晴らしい!重いマグで朝のコーヒーを飲むのは若さの象徴。80歳まで眠気眼にヘビーマグで朝を迎えたい。
指が4本入るので、立って飲むのにも良い。キッチンの小窓から外を眺めながら飲むコーヒーの美味しさを教えてくれたマグカップ。
休日の朝、飲みかけのコーヒーが食卓へ運ばれて朝ごはんが始まる。
同じく
HEATH ceramics
Studio mug / Opaque White
こちらは1940年代から現在まで変わらず愛され続けている、ヒースセラミックスのスタジオマグ。
取手に指を通してマグをホールドしても、指に引っ掛けて持ち上げても、どちらでも絵になる。美しさも親しみやすさも持ち合わせている。自分の機嫌を取りたい朝にぴったりのマグ。内側も白いので、日本茶の色も楽しめる!
出西窯 モーニングカップ
こちらは友人からのプレゼント。このカップを包みから開いた時、六本木の隠れ家的なレストランで誠に美味しいジビエ料理を食べていた。あの時の美味しさも一緒にアメリカへ持って来た思い出のマグカップ。
「Mug with thumb rest」
マグは親指の置き場所がしっくりくるかどうかが大切!と豪語していた私に「これどう?」とさりげなくプレゼントしてくれた友人。使うたびに、彼女のチャーミングなドヤ顔がコーヒーに浮かぶ私のお気に入り。もちろんハンドルの親指置きはシンデレラフィット!
作者不明マグ
リサイクルショップで片隅に追いやられていたマグ。お店の方は地元の陶芸家のものだと言っていたけれど、詳細は不明。
使えば使うほど好きになる不思議なマグ。
内側は白いが、外側と同じ青の釉薬が流れる様に内側の縁にかけられているのが季節を問わず楽しめるポイントだと思う。コーヒーは勿論、玄米茶との相性が格別!
DANSK ブラウンミストロングマグ
70年代にデンマークで作られたヴィンテージ のもの。デザインはニールス•レフスガード。彼のデザインは北欧にプラスで日本を感じるものが多い。特にこのブラウンミストシリーズはシンプルなデザインでありながら、鉄粉が唯一無二の表情を出している。全く同じデザインで、ブルーミストという青のラインの入ったものもあるが、茶色と青色、一本のラインでこんなに違う作品になるのか〜と唸ってしまう。
すっきり、真っ直ぐ、ストレート、コーヒーの飲み方もぐっと五口ぐらいで飲み切る飲み方になる。
DANSK フレームストーン
こちらもヴィンテージ のDANSKのもの。
1950年代にイェンス•クイストゴーがデザインしたもの。本来はソーサー付きのカップだが、ソーサーなしでマグとして使っている。
マットな質感の外側とツルッと美しい内側。
内側は白ではなく、少し青みがかった白色。
このカップで1杯だけコーヒーを飲む時は、一日中もう少しコーヒーが飲みたいな〜という気持ちで過ごさなくてはいけなくなる。それが次のコーヒータイムまで頑張ろう!というやる気に繋がる。
こんな風にリフィルのコーヒーを眺めながら、小さいマグで飲むコーヒーはマグ好きにはたまらない時間だと思う。
大きいマグで飲めば1回で注ぎ終えるのに!なんて野暮なことは言わないで!
人の恋愛に口出しするなと言うでしょう。
それそれ、それなの。
マグカップに対する偏愛にどうぞご理解を。