何をしていてもポロポロ涙が落ちてきて、
空の青さも水の清さも全部鬱陶しいぐらいの日々を過ごしていました。
高校3年間同じクラスだった友達が亡くなりました。突然のことで、信じられなくて、本人も何が起こったのかわらないのではないのかと思います。
彼女は可憐で笑顔が可愛くて、うちの学校のセイラー服が誰よりも似合っていました。
彼女を例えるならば桜。淡いピンクの花を咲かせ、しっかりと地に根付いた根と幹を持つ女性。
高校を卒業してからお互いに海外に出たりと一度離れ、数年前にSNS上で再会して、メッセージのやりとりをする様になりました。
高校の先生の懐かしい話の中で、「クラスの持ち寄りパーティーの時にワコが持ってきていたブラウニーが好きだった」と彼女に言われました。私はすっかり忘れていたレシピで、懐かしく、手書きのレシピを書き起こし送信しました。
「ありがとう！ワコのブログも好きなの！いつも幸せありがとう😊😊」
高校の時から、私の書くものをいつも上手だと褒めてくれて、とにかく全部褒めてくれました。小さなメモでも上手に書くねって。
私は彼女からたくさんのことばの宝物を貰いました。
私は彼女に何をしてあげただろう。もっともっと彼女の素晴らしいところを声にして伝えれば良かった。
思い返すと、私ばかりが良い思いをした様な気がします。
彼女が亡くなったという知らせを受けてから、再び彼女の投稿を眺めていると、
ブラウニーの投稿に「#友達は宝物」というハッシュダグが付いていました。
それを見て、涙が止めどもなく流れ、頭と心がカッと熱くなりました。
本当に、友達は宝物。
そして、この長い悲しみのトンネルから私を引き出してくれたのも友達でした。高校の大切な仲間を再び身近に感じ悲しみを分かち合うことができ、何も知らないこちらの友達とランチにポンと行けたり、長くコロナ禍でお誘いのなかったホームパーティーに招いてもらったり、
友達を失った悲しみを友達が癒してくれました。本当に有難いです。
「今、世界がぐるぐるしているけれど、私たちは目を回さない様にクルクル踊っていようね❤️」
「本当に、日本もまたグルグル激しくなってきたけれど、負けずに過ごそうね🤗🌈」
Rちゃん、
私はもう少しこっちで、クルクル踊ってから会いに行くけれど、誰かの今日を幸せにできるレシピを一生懸命書くから、楽しみにしていてね。ありがとう。本当にありがとう。
友達は宝物！
