小学校4年生から約4年間
父の転勤で札幌で過ごした。
山が好きな母と海が好きな父、
北海道は両親の憧れの地だった。
私にとっての北海道はとにかく美味しかった。
出汁の昆布から山菜や海の幸、フルーツに産直の水々しいお野菜、乳製品に湧水。
どれをとっても美味しい記憶。
強い方言を持たない北海道で、私が一番好きな方言は給食の定番「ザンギ」
味のついた唐揚げのことをいう。
東京ではあまり見かけない、たこの頭も札幌で初めて食べた。たこの唐揚げはたこのザンギと呼ばれ広く親しまれていた。
ここ、カリフォルニアの日系スーパーでもたこは人気。家族に十分な量のたこの足を買うと牛肉よりも高く付いてしまうので、お安いたこの頭を見つけたらガッツポーズをしてしまう!
たこの頭はタコ飯か唐揚げにして楽しむ。
たこのザンギ
器:Richard ginori
茹でだこの足か頭約300g
お酒大さじ1、ニンニク醤油大さじ1
生姜の絞り汁で下味をつける。
*ニンニク醤油がなければお醤油大さじ1と
ニンニクのスライスを一緒に漬ける。
スライスは揚げる時に取り除く。
生姜はすりおろしたものでも
チューブのものでも、
同じ大きさのスプーンの間に挟んで
絞ると簡単に絞り汁だけを加えることが出来る。
30分ほど漬ける。
ジップロックバッグなどを使うと便利。
水気をしっかりと取り、片栗粉をつけて
高温でさっと揚げる。
揚げ物はソーシャルディスタンスを大切に。
*茹でだこはそのままでも食べられるのでじっくり揚げる必要はない。
*たこの水気をしっかり取らないと油が跳ねるのでご注意を。フライパンよりも深さのあるお鍋で揚げると良い。
レモンを添えて、さぁ、召し上がれ!
そうそう、レモンは種を除き、二箇所切り込みを入れておくとピッとお料理に命中する!
たこの唐揚げを「たこのザンギ」と言って
食卓に出すと、ちょっとかしこまって手を伸ばす子供達の姿が。
名前一つで気分も変わりますね。