中秋の名月に何を勘違いしたのか、鶏五目ちらしを作った。
完全に中秋の名月が雛祭りとごっちゃになってしまった。お月様はお団子ですよね。🎑
朝お出汁を取って、鶏肉、蓮根、椎茸、油揚げをきび砂糖、みりん、お醤油で濃い目に煮て、お夕飯までお鍋の中で味を馴染ませておいた。
お夕飯前に、酢飯を作って、
汁気を切った煮物を加えて混ぜ合わせ、
錦糸卵と刻み海苔を散らして出来上がり!
刻み海苔は自作チョキチョキ。
人参や絹さやも無く地味で不完全。
飾りっ気はないけれど、素朴でとても美味しかった。家族で3合ペロリと食べてしまった。
こじつけだが、満ち欠けして美しい月のようなお夕飯だと思った。
月は太陽の様な華やかさはないけれど、
奥ゆかしい美しさがある。
鶏五目ちらしにも飾らない美味しさがあった、
日本の奥ゆかしい美味しさが。
寿司桶を洗いながら、
夏目漱石がI love youを「月が綺麗ですね」と訳した話を思い出した。
なんてセンスが良いのだろう。