人と食

人と食のエピソード。笑って泣いてカリフォルニア。

魚香る朝ごはん•粕漬け

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今日の朝ごはんは、

銀ダラの粕漬け焼き!

待ちに待ったこの日が来た。

5日間、冷蔵庫を開ける度にタッパーの蓋を撫でながら楽しみにしていた粕漬け。

アメリカ生活最大の癒し、朝から魚香る食卓!

 

思い起こせば、5日前…

 

ういーん ういーん

とキッチンでハンドミキサーをかけていたら、

息子たちのこんな会話が聞こえてきた。

「ママ、僕の誕生日ケーキ作ってるね」

「いいなー」

ういーん ういーん

「なんか長くない?」

「長い時はクッキーだよ」

ういーん ういーん

『なんか臭くない?』

ママー!何作ってるのー?

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粕床!

酒粕がバークレーのTokyo Fish Marketで買えたので、粕床を作った。

「食べたいなら作るしかない」これがアメリカの片田舎での生活11年で培った精神!

 

息子たちよ、5日後をお楽しみに!

「…」

ういーん ういーん。

 

粕床(かすどこ)

粕床作りは酒粕が手に入れば混ぜるだけで簡単に出来る。

ワインが有名な北カリフォルニアだが、実はビールや日本酒も造っている。よって、酒粕もある!

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粕床

酒粕1000g お塩30g 白味噌100g  

お砂糖100g  みりん50ml お酒50ml

袋に全て入れてモミモミする方法もあるが、

作っている感がしないのでハンドミキサーで

混ぜる。自己流粕床。目安は白味噌よりも滑らかになればオッケー👌水分が足りない場合はみりんかお酒で調節する。大らか計量。

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混ぜたものを蓋のある容器に入れて粕床の完成!

粕床が出来ればお魚を漬けるだけ。
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今回は、銀ダラとししゃもを漬ける🐟

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作戦変更!容器を2つに分ける!
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お魚in! 

これで、密着ラップと蓋をしっかり閉めて

2〜5日冷蔵庫で休ませる。

この休ませる時間が私達には嬉しい。

近くに日系スーパーがない所に住んでいるので、一度にお魚をまとめ買いする。そして、新鮮なうちに食べたいので、どうしても食卓にお魚が続く。

でも、粕漬けにすると少し魚料理の間隔が空けられる!👏有難い。

そして、粕漬けの素晴らしいところは、途中でひっくり返したり混ぜたりしなくて良いところ!ズボラな私にぴったり!

冷蔵庫を開けた時に容器が目に入ったら、

「美味しくな〜れ」とマジナイをかけるだけ♡

 

4日後のししゃも

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ほろ酔いのししゃもを粕床から掬い出し、

さっと水で洗って、水分を拭いてからトースターで10分焼いた。

フワ〜ッとお酒の香りが口の中に広がり美味しかった!

子供の反応は、ししゃもはカレー粉揚げの方が好き!だった。残念🤣

 

5日後の銀ダラ

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こちらは、粕床から取り出しキッチンペーパーで粕を拭き取り、トースターで10分焼いた。

皮は焦げたが味は上出来!!

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なんて贅沢な朝ごはん〜

子供達もよく食べた。

主人は、粕を身に残して焦がすぐらいが好きなので、本日の銀ダラは97点!と煮え切らない評価をもらった🤪

 

🐟

今日は朝から夜まで、

思い出しては、

「あぁ〜粕漬け美味しかったね〜」

と余韻に浸りながら過ごした😋

今週も粕漬けパワーで頑張ろう!