人と食

人と食のエピソード。笑って泣いてカリフォルニア。

今年最後!世界の広さは測れない!

今日も一日中お料理をしていました。

今年の最後にふさわしい料理をブログに書こうと意気込んでいましたが、今日はスープを作って失敗してしまいました。

よく失敗をします。それが私の日常です。

 

ということで、私の体験した家庭料理の面白さでも書こうかなと思います。どうぞお付き合い下さい!

 

計量カップでみた家庭料理

計量カップの1カップは世界で統一されていない。

日本は1カップ200ml。

アメリカは235ml、いや、237ml。220mlや240mlと示されたものもありとても曖昧。

これを知ったのは、初めてのアメリカホームスティ16歳の時だった。

計量カップが200mlではないなんて!

頭を叩かれたような衝撃だった。

次に、友達を訪ねてのホームスティ中国北京、そこの家庭ではお米の計量カップをカップ1として使っていた!

その次はオーストラリア、1カップが250ml!!なんてこった。

そして、カナダでは料理の本は1カップ235mlとアメリカと同じだったが、イギリス人家庭のホームスティだった為か、何故かまた1カップ250mlが登場!

そして、そして、もっとも衝撃だったのは、

イタリア系アメリカ人の家庭での計量カップ。

そこの家庭では計量カップがお気に入りのマグカップだった!

"母の代からこれが我が家の計量カップ"そう言われたら、家庭料理は家庭の料理、太刀打ちできない。

世界は広い、

自分の常識は世界の常識ではない!

自分のメジャーを持って歩いてはいけない。

家庭料理にルールはないし正解もない。

頭を柔らかく、郷に入っては郷に従え。

その人の台所に入ればその人に従えが私の学んだ家庭料理だった。

 

 

***

さてさて、

この2020年最後の日に、

大さじは15ml(小さじ3)

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液体計量は表面張力で盛り上がるぐらいが大さじ1!

これだけを覚えて新年を迎えて欲しい。

きっと役に立ちます。

 

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ちなみに、大さじはほとんどの国で1杯15ml。

ん?ほとんど?!

そう、オーストラリアの大さじは20ml!

世界は広い、その広さは測れない。

 

来年も大らかに家庭料理を楽しみましょう。

読んでくださり有難う御座います。

良いお年をお迎え下さい。

和子